「考え抜くこと」で総合商社を勝ち取った普通の学生体験記 ー思考の抽出化で道を切り開くー

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最終更新日:2023年10月30日

「考え抜くこと」で総合商社を勝ち取った普通の学生体験記 ー思考の抽出化で道を切り開くー

自己分析

皆さん、こんにちは。

2014卒総合商社内定者です。
まず最初にお伝えしたいことは私は、「体育会」でも「帰国子女(留学体験)」でも「理系院生」でもないごく普通の学生だと言うことです。
今日はみなさんに、私が持ち続けた心構え(考え抜くこと、特に「思考の抽出化」について)をお伝えしたいと思います。
 

行動から抽出、思考を抽象

突然ですか、みなさんはアルバイトでも活動でも、「考えて」行動していますか?
 
 
「思考の抽出化」とかっこいいタイトルを使ってしまいました。
この言葉を辞書風に解釈するのであれば「一般的な体験から、考えや概念を抽出して、他に応用する」ということです。
 
実際に、具体例を考えてみましょう。
例えば、塾講師のアルバイト。
働く中で、熱意がある人ならば、「ただ勉強を教える」のではなく、「どうすればわかってもらえるか?」をきっと考えるはずです。
ここからもう一歩、踏み込みましょう。
 
例えば、「どうすれば人に物事をわかりやすく、伝えることができるのか」。
そして、それは「塾講師と生徒の関係」以外でも成り立つのかどうか。
ほかにどんな場面で使えるのか。
そのノウハウをさらに他の講師に伝えることができるのか?
これは言い換えると「自身が行う行動を徹底的にする」ということに似ているかもしれません。
 
しかし、ここで重要なポイントは「考える」ことはもちろんですが、それを「個別的な」ことにしないことです。
どんな行動にも、他に活かせるナニカが潜んでいます。
それを見つけましょう。
見つけて考えましょう。自分で。
そして、行動してみましょう。もちろん自分で。
そこには「創造の可能性」が眠っています。
 
 
「創造性はすでに存在する情報の処理や分析から出てくるものではない。それは人間の思考、絶え間のない洞察力、そして多くの勇気が必要である。」
森田昭夫(SONY創業者)
 
 

就職活動とエピソード

いきなり「頭を使えよ!」という話をされても、、、という状況だと思います。
就職活動に話を戻しましょう。
 
就職活動はまだまだイメージできないものでしょう。
「就活」とは、簡単に言えば、「過去」と「未来」について根掘り葉掘り、問われます。
 
「過去」といえば...
「あなたは何をがんばりましたか?」
「あなたはどこ大学ですか?(=勉強できますか?勤勉ですか?)」
「なにが得意ですか?(=昔のエピソードを聞かせてください)」
 
「未来」といえば…
「なんでこの会社なのですか?(=志望理由)」
 「この会社でなにがしたいですか?」
「あなたの能力をどういかしますか?」
 
などです。
(流れがわからない人は、当サイトの「https://unistyleinc.com/techniques」を順番にみていってみましょう。試合のルールや流れを知らずに試合には勝てません)
 
 
総合商社や外資コンサルをはじめとする難関企業を志望する学生はエピソードには苦労しない人たちばかりです。
帰国子女や全国優勝など何度も出会います。サークルのリーダー?何万人いるのでしょう。
起業経験や甲子園出場なども珍しくありません。
 
一般的な大学生は「パッと見のエピソード」は勝てません。
言わずもがな、私も普通の大学生です。
そんな中、自身の価値を発揮するには?
それは「エピソードの大きさ」ではなく「エピソードの深み」です。
自身の頭で考え、実行したこと、
大事になのは「自分で」です。
社会人は「自分で…」をとても重宝します。理由は明白でしょう。
 
世の中の多くの学生は、「日常を何気なく」過ごします。
そして就職活動で聞かれます。
「なにをがんばりましたか?なにを工夫しましたか?」
そんな時、多くの学生は「そこで」考えます。
ただの「過去の解釈」です。
 
そこで生じる「あ、こうしとけばよかった!!」という後悔は、少なくとも迫りくる就職活動において意味を持ちません。
そして多くの学生は「捏造」にはしります。
捏造には、現実感も熱も帯びません。
百戦錬磨の面接官の目は欺けません。
なにより自身の会社では、ありのままをだしましょう。
 

考えよう、行動しよう

考えるべきタイミングは「いま」であり、その対象は「いま取り組んでいること」です。
そうすれば、あなたの活動は生き生きとし始めます。何でも楽しくなります。
もしかすると、いま手をだしていることから手を引くことになるかもしれません。
しかし、それも前進です。
結果的に、あなたの就職活動エピソードは誰よりも素敵で、誰よりもオリジナルなものになっています。
 
またそこで得た学びは、あなたの将来の指針になりえます。
本気になって初めて、「自分」はみえてきます。
自分の特性や好み、価値観、考え方、すべてを網羅したとき、おのずと「志望業界」は開けてくるはずです。
 

私は

私はとあるコーヒーチェーン店で働いていました。
人気を博すそのコーヒーチェーンで働く中で様々なことに気づきました。
例えば、そのコーヒーチェーンでは店員が気持ちよく働けるよう様々なシステムが構築されています。
そのおかげで、従業員は、雑務におけるストレスが少なくなり、目の前にお客様に最大限の力を注ぎ込むことができます。
 
また洗練された教育制度は、誰が誰に教えても、一級品の従業員に育ちます。
この他にも素晴らしい「仕組み」がそのコーヒーチェーンでは構築されていました。
 
私はこの体験を通し、「素晴らしい仕組みこそが、働く人々の能力を最大限発揮させる、また働く人を幸せに、働く人を媒介に幸せを伝播していくこと」を学びました。
同時に、自分も仕組みをつくりたい、と強く思うようになりました。
 
その後、さまざまな団体やシステム、「仕組み」をつくりました。
総合商社を志望した理由が、人々を幸せにするために、「仕組み」をつくる、だったことは言うまでもありません。
 

最後に

長々と述べてきましたが、本末転倒になってはいけません。
上記のことは「就職活動のために」するのではないと、個人的に感じます。
就職は結果です。
自身のいま、将来、なにより過去を代え難いものにするために、「自分で考え行動してみてください」。
皆さんの成功を心より祈っています。
 

 

photo by westonhighschool library

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題点」について分析し、それを解決するために「今までにない新しい制度を取り入れたバンドサークルを設立する」した経験について話しています。参考:P&Gエントリーシート最後にバンドマンに対するイメージは世間一般ではあまりいいものではなく、就職活動においてもバンドやサークル活動について話すことに対して就活生は遠慮しがちですが、一番大切なことは「伝え方」です。評価される近道として実際に就職活動を成功したサークルの先輩に「どのようにバンド活動の経験を伝えたか」について話を伺うのも1つの手段です。ぜひ就職活動を成功させて、「真面目なバンドマン」として社会に羽ばたいてください。photobyJesseAcosta 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